私自身人と話す事が苦痛に感じるレベルのコミュ障人間なのですが、どうしてコミュ障になったのかの原因を考えた事がありませんでした。
今でこそコミュ障ですが、小学校高学年までは今で言ういわゆる陽キャだったんですよ。変なジョークを言って皆を笑わせてみたり、女の子とも何も気兼ねなく話せてましたし、むしろスカートめくりをしちゃうようなちょっと悪ガキでした。(笑)
にも関わらず、どうしてコミュ障になってしまうのでしょうか。せっかく自分の個性であるコミュ障に関するブログを始めた事ですし、自分を見つめ直す意味でもちょっと考察をしてみようかなと思います。
私と同じ人と話せないタイプのコミュ障の方に、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
コンテンツ
コミュ障を引き起こすとされる原因一覧
私自身コミュ障になってしまった原因or一般的にコミュ障になりやすい要因をまとめてみると、以下のようになりました。
- 成長期が早く訪れ、コミュニケーションを取らなくなった
- 両親の離婚、育った環境
- 学校でのいじめや友達がいない場合
- 話しに関するトラウマを抱えている
- コミュ障である事に慣れ過ぎてしまった
【1】成長期が早く訪れ、コミュニケーションを取らなくなった
通常第二次性徴期って11~14歳までの間に起こりやすいと言われています。急に身長が伸びたり、声変わりをしたりする時期ですね。私の場合第二次性徴が小学校5年生の時と、周りと比べると比較的早くに訪れたんですよね。私1人だけ声変わりをして急に身長が伸び...。
何と言いますか、厨二病とはまた違うかと思うんですが、「周りの友達皆ガキだなあ」なんて思っていたんです。
それがきっかけで以前は誰とでも仲良く会話が出来ていたんですが、急に恥ずかしく感じてしまい、本当に仲が良かった友人とだけしか話さなくなってしまったんです。
そうですね、数えてみれば5人ほどでしょうか。
ただ、まだこの頃は特定の人としか交流を持たなくなっただけであって、休み時間などは普通にクラスの輪に混じって外で遊んだりしていましたね。
【2】両親の離婚、育った環境
私のとこの場合は小学5年生ぐらい、ちょうど第二次性徴が始まったぐらいの時に両親が離婚をしました。
父方に引き取られ、これまでは楽しく過ごせていた分、急に生活環境がガラリと変わってしまったのも、コミュ障が助長されてしまった原因なのかなと思ってます。
どんな環境で過ごすかによって人格って大きく形成されるかと思うんです。家に帰っても食事の時もほとんど会話も無く、ただテレビの音声だけが流れている環境。小学生ながらとても悲しく寂しい時期だったのを覚えています。
もし、私が将来子どもを育てる事になった場合、楽しい家庭環境を提供してあげられたらな、と思っています。両親が離婚をして、家にいても全く誰とも喋らない環境って絶対教育に良くないと思っていますので。
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【3】学校でのいじめや友達がいない場合
小、中高生は1日の1/3近くを学校で過ごすと言われています。ここでどう過ごすかによってもコミュ障になってしまうんじゃないかな、って思ってます。
私が通っていた学校は先生方がいじめ撲滅のために尽力していた事、周りの生徒の民度が良かった事もあり、私含めていじめられている生徒はいませんでしたが、いじめによってもコミュ障が悪化してしまう要因になってしまいます。
いじめの標的に遭う方と言うのは比較的優しく大人しい方ばかりだと思いますので、いじめによって辛い思いをしてしまうとありのままを自分を出すのを悪だと感じるようになり、自分の殻に引きこもるようになってしまうと思うんです。
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【4】話しに関するトラウマを抱えている
人は何か失敗をして恥をかいた経験があると、知らず知らずのうちにその事から逃げたくなる習性があります。
例えばですけど、自分がとても真面目に話していたのに笑われてしまったり、自分が思っている事を話したのに頭ごなしに否定をされたりだとか、そういった経験はありませんか?
1度だけなら次何とかすれば良いか、と立ち直れますが、何度も同じような経験をしてしまうと、人とコミュニケーションを取る事がトラウマとなってしまい、話したくても喉の手前で飲み込んでしまう現象が起きてしまいます。
【5】コミュ障である事に慣れ過ぎてしまった
特定の人としか交流を持たなくなってしまった結果、あまり話した事が無い人とのコミュニケーションが面倒くさくなってしまったのも、コミュ障を悪化させてしまった原因なのかなって思っています。
普段関わり合いのある人であれば、同じ話題を元に盛り上がる事が出来るのですが、初対面の方とかですと何を話題にしてどのように話しを展開させれば良いのかが分からなくなってしまったんですよね。
そんな感じにコミュ障で人とあまり交流しない生活を長きに渡り送り続けた結果、1人で誰とも喋らない生活に慣れてしまって重度のコミュ障になってしまいました。
私のようにここのレベルにまで来てしまうと、これを改善するのに相当な時間がかかってしまいます。
今軽度なコミュ障レベルだと自覚があれば、面倒臭がらず色んな人と交流してみてはいかがでしょうか。重度のコミュ障になると、常に1人で過ごしたいと思ってしまいますし、誰とも話さない方が楽だと感じてしまいますからね...。
コミュ障を改善して行く方法
今すぐにコミュ障を改善する方法なんてありません。あったら私が聞きたいぐらいです。(笑)結局は少しずつ改善をしていくしかないのですが、その中でも私が治すために意識している事について書いていきます。
【1】人と会話をする練習をして行く
結局はこれしかないと思います。人と会話をする事に慣れていないのであれば、コミュニケーションを積極的に取って練習をしていかなければいけません。
バスケのフリースローの精度を上げるためには何度も練習が必要なのと同じで、会話の練習をして誰とでも緊張せずに会話が出来るのが私たちのゴールです。
でも、いきなり雑談とか世間話しが出来ないのが私たちコミュ障ですよね。誰彼構わずコミュニケーションを取るのではなく、スムーズにコミュニケーションを取れるまでは練習をする相手も選んでいく必要があります。
【2】コミュ障に理解のある心の優しい方と会話をする
人によってはコミュ障の人の事を「人と会話が出来ない不愛想な奴」と感じているかもしれません。中にはそのような事を言われてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言えば、このタイプの人と会話や交流をする必要はありません。コミュ障である私たちの個性を否定して来る人間ですので、絡んでいてもマイナスにしかならないからです。
下手をしたら自尊心を傷つけられてよりコミュ障が悪化してしまう可能性もありますからね。
そんな人とは距離を置いて、コミュ障に対して理解を持ってくれる人だけと交流をするようにしたいですね。
結局は人間関係なんて量よりも質ですので、身近に自分がコミュ障である事を理解してくれる人が1人でもいればそれで十分だと思ってます。
【3】楽しく気まずさが無い会話を繰り返して成功体験を得る
【2】で挙げた「コミュ障に理解のある人」と積極的に会話をして、コミュニケーション能力を上げていくところからが私たちのスタートです。
話すと言うことに慣れていませんので、最初は何を話していけば良いのか、相手の言った事に対して最適な答えが見つからないかもしれませんね。でも、向こうはそれをきちんと理解をしてくれているから大丈夫です。
一旦心を落ち着かせて、頭に浮かんできた事をそのまま口に伝えていきましょう。こうした会話を何度も重ねていき、少しでも楽しい、気まずくない気持ちが芽生えれば大成功です。
【4】美容院や交番で人と会話をする練習をする
コミュ障に理解のある人との会話に慣れたとは言え、いきなり友達を作ったりするのは厳しいなんて方も多いと思います。特に相手が自分の事をコミュ障であると知っていないと、話しが止まって気まずい空気が流れてしまうと思うとなかなか勇気が出ないですよね。
そんな時は自分から会話を仕掛けに行かなくても、ごくごく普通なコミュニケーションが取れる場で練習してみるのも1つの方法です。
例を挙げれば美容院や床屋がそれに当てはまります。基本的には髪を切って貰うついでに美容師(理髪師)さんから会話を振られます。
「今日はどんな髪型にしますか?」
「この後どこか出かけるんですか?」
のような事はだいたい聞かれますので、難しい事は考えずにありのままを答えて行きましょう。相手は接客のプロなので、こちらから話しを展開しなくても向こうから広げてくれる場合が多いので安心です。
ただ、美容院ってコミュ障の私たちからするととてもお洒落な空間なイメージが強く、緊張をしてしまうかと思います。そんな方は以下の記事も参考になるかもしれません。
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或いは、近くの交番で道を聞くふりをしてコミュニケーションを取る練習をするのもおすすめですよ。私もコミュ障を脱却したい時によく使っている手法です。
道を聞いて場所が分かれば会話の目的は終了しますから、いつ会話を終えるべきか分からないあの気まずさが無いので、気楽な気持ちで行えるかと思います。
知らない人に話しかける練習の最初のステップとして、交番を利用してみても良いかもしれませんね。
ゆっくりコミュ障を改善して行けば良い
現役バリバリのコミュ障として、コミュ障になってしまう原因や私が取り組んでいるコミュ障改善法について語ってきました。正直私は今でも十分とも言えるレベルのコミュ障なので、皆さまが期待していたような答えは出せなかったかもしれません。
ただ、1つだけ「焦ってコミュ障を治さなくても良いですよ」と言うことを私は皆さまにお伝えをしたいです。
結局焦って改善しようとしても無茶をしちゃうと心が疲れてしまいますし、心のダメージは身体のダメージよりも遥かに回復に時間を要してしまいます。
学生の方でバイトをしてコミュ障を改善したいとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、バイト先でコミュニケーションに関する失敗をしてしまったらまた自信が失われてしまいますからね。
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それでは、最後までご覧頂きありがとうございました。